ホーム > 政策 > 声明・見解・論説・時事コメント > 【声明】高浜原発再稼働に抗議します!原発は全て運転を停止すべき

声明・見解・論説・時事コメント

【声明】高浜原発再稼働に抗議します!原発は全て運転を停止すべき

2017/05/18

    【声明】高浜原発再稼働に抗議します!原発は全て運転を停止すべき

            -原発に頼らない地域経済・雇用対策を

                                                  2017年5月18日

                                    緑の党グリーンズジャパン運営委員会

 

 昨日、関西電力株式会社は、福井県高浜町の高浜原発4号機を再稼働してしまいました。これで川内、伊方原発と合わせ、国内で稼働中の原発は4基となりました。これらの周辺30キロ圏だけでも福井・京都・滋賀の3県12市町村に18万人が暮らし、多くの市民が原発事故の危険性と直面しています。

 今回の再稼働に先立ち、3月28日、大阪高等裁判所は、大津地方裁判所による高浜原発運転差止仮処分命令に対する関電の抗告を認め、大津地裁決定を取り消しました。しかし、これは伊方最高裁判決に反するもので、「3.11」以前と比べても大きく後退した、法理論としても完全に破たんしているものです(※1)。およそこの決定の存在をもって、高浜原発が安全であると言うことはできません。

 実際、1月20日には高浜原発で工事用クレーンが倒壊して原子炉補助建屋屋上の配管の保温材等が損傷するという、大事故につながりかねない深刻な事故が発生しました。地元の雇用という観点からいったんは再稼働を了承した高浜町長でさえ、この事故に深い憂慮を示し、また原子力規制委員会も3月1日、保安規定違反があったと認定しています。しかし関西電力は、未だに再発防止に足りる対策を取っておらず、そもそも原発を再稼働し運転を管理する資質に欠けています。

 原発は、安全性が担保できないという問題だけでなく、雇用創出や地域経済という観点からも効果がないことが、さまざまな検証から明らかになっています(※2)。再稼働を進める根拠は、全くありません。

 今、関西電力本社前には多くの抗議の市民が押しかけ、福井県小浜市の住職・中嶌哲演さんは「東京電力福島第一原発の被災者たちに心を寄せ、若狭に第2のフクシマを断じて繰り返させないことを願って」ハンガーストライキを決行し、これまで沈黙していた住民達も関電前で声を上げはじめています。

 私たち緑の党グリーンズジャパンは、再稼働に反対する市民の皆さんと声を合わせ、関西電力をはじめ電力各社と政府に対し、原発再稼働の撤回、運転の速やかな停止を強く求めます。また、私たちは今後も、福島原発事故の被害を受けた方々への支援、原発の速やかな廃止と再生可能エネルギーへの転換に全力を挙げていくとともに、原発立地自治体が原発以外の手段で雇用を創出できる制度の速やかな創出を強く国に求めていきます。

 

※注

1)2017年4月20日付声明「大阪高裁決定、広島地裁決定を受けて-『3.11』前よりもさらに後退する司法判断に依拠せず、政府は、これまで明らかにされた原発の危険性を、今度こそ真摯にとらえよ-」http://greens.gr.jp/uploads/2017/04/seimei_20170402.pdf

2)原発の地域経済効果の検証については、下記のように、緑の党関係者の書籍をはじめ、多くのレポート等が公表されている。

・山崎隆敏氏著(福井県在住の緑の党サポーター)「なぜ、『原発で若狭の振興』は失敗したのか」:毎日新聞でも紹介。https://mainichi.jp/articles/20170405/ddl/k18/040/315000c
福井県内の原発立地自治体が他の自治体と比較して、製造業・観光客数などの点で著しく後れを取ったことを指摘。

・新潟日報・東京新聞・藤堂史明准教授(新潟大学)の共同調査記事「検証 経済神話」http://www.niigata-nippo.co.jp/feature-s/keizaishinwa/

・原子力市民委員会「原発立地地域から原発ゼロ地域への転換」
http://www.ccnejapan.com/CCNE_specialreport4.pdf

 

PDFはこちら

 

ページ先頭に戻る