【声明】声をあげ、行動し続けよう! ―参議院安保法制特別委員会の採決強行に抗議し…

【声明】声をあげ、行動し続けよう!

-参議院安保法制特別委員会の採決強行に抗議し、本会議での可決に反対します!

2015年9月18日
緑の党グリーンズジャパン運営委員会

 

 安保関連法案は、9月17日、参院安保法制特別委員会において、「締めくくり総括質疑」さえ行なわれず、抜き打ち的に採決が強行され、与党などの賛成多数により「可決」されました。しかし、正確な議事録さえ作成できないような混乱の中で、「議事のまとめを委員長に委任」することを押し切った上で、委員長の発言も聞こえないままの「可決」自体、根拠も希薄な多数派の横暴そのものです。

 一内閣の強引な「集団的自衛権行使容認」の閣議決定から始まり、この法制の根拠や目的と内容、そして特別委員会における可決の過程に至るまで、違憲であるばかりか公正さはひとかけらもありません。野党の反対だけでなく、圧倒的多数の学者や法律関係者、多くの市民の声を無視し、憲法と民主主義を蹂躙する、戦後政治史上最大の暴挙です。

  法案は本日中にも参院本会議で採決されようとしており、野党も最大限の抵抗を試みています。そして今この瞬間も、多くの人びとが、国会前や全国各地で互いに呼応しながら、行動を重ねています。目の前で繰り広げられている多様で大きく広がった取り組みに、私たちは民主主義と市民社会の希望を確信することができます。国会で開催された中央公聴会でSEALDsの奥田愛基さんが表明したように、「新しい民主主義」はもう止まることはありません。

 今日もこれからも、声をあげ行動を続けましょう。野党を励まし、参院本会議での成立を阻止するために! たとえ成立したとしても、近い将来、必ず廃止に追い込むために! 日本の戦後社会の最大の危機をもたらしている安倍政権を退陣させるために! そして、「新しい民主主義」の希望を明日につなげるために!

 

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