【声明】私たち野党の敗北 新たな選択肢の提示を! ―戦後最低投票率の総選挙の…


【声明】私たち野党の敗北 新たな選択肢の提示を!

   ―戦後最低投票率の総選挙の結果を受けて

2014年12月15日
緑の党 共同代表

 第47回総選挙は、政権与党である自民党・公明党の「圧勝」ではなく、新しいビジョンを提示できなかった野党の敗北と言える結果に終わりました。

 緑の党は、今回、全国で自公と対抗する勢力を推薦・支持し、14名の候補の当選を実現することができました。しかし総じて厳しい結果であり、緑の党を含めた野党勢力は、敗北を真摯に受け止める必要があります。

 有権者は2009年の政権交代後の民主党政権への失望の記憶が深く残る中、離合集散を繰り返す「第三極」にも期待を持てず、自公政権にも未来を託せずに、大量に棄権に回りました。歴史的に低い投票率となったことがこれを物語っています。

 その一方で、小選挙区制度によって今回も自民党などが得票率を大きく上回る議席を獲得しています。この歪んだ選挙制度の是正は、高すぎる供託金問題とともに、「1票の格差」よりも優先すべき重要な課題です。

 次の国政選挙に向けて、野党は投票に行かなかった人々に訴えかける新たなビジョンと、 力を結集できる枠組みを提示しなくてはなりません。

 私たち緑の党は、来春の統一自治体選挙を通じて安倍政権に対抗する勢力との連携を模索して行きます。それとともに、地域の暮らしや経済の課題に根差した政策を示しつつ、集団的自衛権・原発問題などに対する立場も明確に掲げ、各地での選挙に挑みます。

 

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