【声明】辺野古沖基地建設の工事着手に強く抗議し、撤回を求めます

 

【声明】辺野古沖基地建設の工事着手に強く抗議し、撤回を求めます

 

2014年8月15日
緑の党グリーンズジャパン運営委員会

 2014年8月15日、第2次世界大戦から69回目の終戦記念日を迎えました。戦争によって犠牲者となられたすべての方を追悼いたします。
 日本はこれまで、自衛隊が他国の人々を直接殺戮するような事態になることもありませんでした。不戦を誓い、戦争を放棄した日本国憲法9条と、そのもとで平和を希求する市民の意思が、この「平和」をかろうじて守り、国際社会や紛争地で一定の信頼をかちとってきたと言えます。
 しかし現在、自民党安倍政権は憲法違反である集団的自衛権行使容認を閣議決定し、解釈改憲によって、日本を戦争のできる国家にしようと企んでいます。
 さらに終戦記念日を前にした8月14日朝、沖縄防衛局は、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設先である名護市辺野古沿岸部の埋め立てに向け、海上にブイを設置し立ち入り禁止区域を明示する作業を始めました。沖縄県民の総意である辺野古移設反対のための船による進入を阻止する狙いです。防衛局は近く同区域内で海底ボーリング調査に着手し、普天間代替施設の建設に向けた海上での準備作業を本格化させていく方針です。

 海上だけではありません。米軍が辺野古内陸部に兵舎建設を計画していることも明らかになり、しかも日本政府がそれを意図的に隠そうとしてきた疑いも指摘されています。「沖縄の負担軽減」とは逆行するもので、「移転」を名目にした基地強化であり、沖縄の意思は踏みにじられています。

 緑の党は、生物多様性保全の見地からも、多くの貴重種・絶滅危惧種の生息する辺野古沖の海の生態系が人間社会の政治的・軍事的な意図によって押し潰される事を容認できません。一度壊したら人間には元に戻すことのできない生態系の、人間もその一部にすぎないことを自覚すれば、どんな理由であれ、この計画を認めることはできません。
 平和と環境保全、基本的人権や社会的公正の観点から、辺野古基地建設に向けた工事や手続きの一切に私たちは反対し、抗議します。

 イスラエルのガザへの攻撃に世界の市民が心を痛めています。今も世界各地で紛争が絶えません。しかし緑の党は、武力ではなく対話によって紛争解決の努力を誓う日本国憲法に基づき、沖縄にもどこにも米軍基地を置くことなく、周辺諸国と平和に共存し、世界に貢献する国のあり方を真剣に模索すべきであると考えます。

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