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【報告】10/14シンポジウム<徹底討論>時代はゼロ成長か?!私たちのめざす社会を考える

2017/10/20

【報告】<徹底討論>時代はゼロ成長か?!私たちのめざす社会を考える

日時:10/14(土) 14:00~16:30 終了後、意見交換会
会場:文京区民センター2A
主催:緑の党グリーンズジャパン

◆基調講演 「資本主義の終焉 未来をつくる脱成長モデル」mizuno_kazuo
  水野和夫さん (法政大学教授)
    
◆鼎談  水野和夫さん
       畑山敏夫さん (佐賀大学教授 国際政治学者)
            中山均    (緑の党共同代表 新潟市議)

*イベント詳細⇒http://greens.gr.jp/event-info/20894/ 
*シンポジウムチラシPDF⇒こちら

 

報告者:長谷川平和(緑の党共同代表)

 安倍政権の臨時国会冒頭解散によって突如はじまった解散選挙の真っ直中の10月14日(土)、結党5年目を迎えた緑の党グリーンズジャパンのシンポジウム「時代はゼロ成長か?!私たちのめざす社会を考える」を、文京区民センター(東京)にて開催しました。                       20171014Symposium_120171014Symposium_2

 

 

 

 

 

 

 2012年7月に結党した緑の党グリーンズジャパン(以下、緑の党)は、脱原発を掲げると伴に、「経済成長に疑問を投げかける」唯一の政党として活動を開始しました。緑の党は「緑の社会ビジョン」において、経済成長至上主義からの脱却と、“いのち” を重んじ自然と共生する循環型の経済を創りだすことを謳っています。しかし、経済成長に偏重した政策がもたらす弊害や問題は党内で共有しているものの、「脱成長」を強調し過ぎると、深刻な地域経済や若者の未来にとってはマイナスイメージではないか、また短期的・中期的な経済成長は可能で必要だ、といったジレンマにも直面しています。他方、高齢化社会や人口減少によって労働人口が減少する中で、生産性の低下が顕著となっている日本の経済を展望する上で、ポスト経済成長を見据えた議論の必要性が急務になっていることも事実です。「今後の経済社会をどのように考えていけばいいのか。」結党5周年を迎える緑の党で重要な論点となっています。

 基調講演では、法政大学教授の水野和夫さんをお迎えし、「資本主義の終焉 未来をつくる脱成長モデル」と題してご講演いただきました。講演の中で、「無限空間」から「有限空間」へというパラダイムシフトが起こっている中で、フロンティアの消滅、化石燃料の枯渇と高騰、グローバリゼーションなどの外生的事象や、“長い16世紀”と言われた歴史的エポックを取り上げながら、日本が直面しているゼロ金利やそれを伴うゼロ成長などについて、どのように捉えていくかを話されました。

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 ●水野教授による基調講演

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 パネルディスカッションでは、佐賀大学教授で国際政治学者である畑山敏夫さんと、緑の党グリーンズジャパン共同代表であり、新潟市議の中山均が登壇し、議論をおこないました。緑の党の会員でもある畑山さんからは、特にフランス緑の党などを研究した経験から、「緑の成長論」、「エコロジー近代化論」、あるいは「自然回復型公共事業」など興味深い視点が示されました。中山さんからは、これまで緑の党内で行われてきた経済成長議論の整理を行い、認識が共有されている領域と議論のある領域が示されました。

●畑山教授による問題提起

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●パネルディスカッション

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 今回のシンポジウムを通じて、緑の党における経済成長に関する考えを整理するとともに、今後の議論の道筋がみえてきたような気がします。また、選挙中の各政党のマニュフェストや政策の分析も行い、経済成長至上主義に批判的なのは緑の党だけであることも再認識されました。シンポジウムの中で「経済理論の世界では、経済成長が「必要」だと主張している学者はいない」との意見もありましたが、『有限』である地球号の方向性を示す新たな指標の必要性も強く感じました。

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※動画提供:持続可能な生活を考える会
http://www.blog-headline.jp/sustena/2017/10/post_129.html

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