シシナン・マヴィヴォ

シシナン・マヴィヴォ
肩書き台湾緑の党
メッセージ:

 私は「ランユウトウ」という台湾の小さな島から来た人間です。いま台湾で稼働している6基の原発の低レベル放射性物質はすべてこの小さな島に置かれています。ですから私はこの島で放射性物質と30年一緒に生きてきました。昨年、福島の3.11事故が起きて、ひとりの母親でもある私は、非常に心が痛かったです。当時は緊急行動を起こしました。自分たちの島でデモ行進を行って原子力の危険性を訴えてきました。次の世代のことも考え、我々の民族は原子力を悪霊と呼んでいます。悪い霊とは24時間離れない呪いのような存在で、人の身体だけではなく心にも障害を与えます。

 この30年間私たちは、放射能に怯え続け、心を痛めてきました。ですから今日の会議に参加で来てうれしく思っています。今回の会議で得た多くの情報を島に持ち帰って、村人とシェアしあって新しいことをやっていこうと思います。今日はおめでとうございました。これからももっともっと成長していこうと思います。アリガトウ

(7月29日キックオフイベントにて発言要旨)