三宅洋平 さん

肩書き「日本アーティスト有意識者会議」代表
メッセージ:

 

こんにちわ。
三宅洋平です。

フランスのオランド改造内閣に、
緑の党から住宅相として一人、入閣しましたね。
緑の党は世界中で、
単独政権をとることはなくても
連立政権の片隅にしっかりと根を生やして
「自然の掟」を忘れがちな政権運営に対して
ファシリテート、コンサル、アドバイスしていく立場を
得て行くことができるのではないか、
と考えています。

そう考えると、
単独で5〜10議席を両院に持てるくらいの勢力になり、
環境大臣を送り込む、
というのが当面の目標になるのかもしれない、
などと
妄想しました。

 

さて

遠くの話は簡単で
近くの話はむずかしいです。

昨年7月より
東京選挙区での無党派市民派としての立候補の打診を受けてきました。※1

原発事故と放射能に関する国の愚かな対応に衝撃を受けて
勢いと怖い者知らずで飛び出した2013年は
僕の立候補を受け止める社会のほうも
それ相応にまだざわざわとした
非日常的な空気に包まれていたように思います。
自分も「やりたいこと」や人生計画のすべてをなげうって
立候補しました。

それから2年半が経ち、
強行な時代の渦に押し流されることを
黙って受け入れる空気が固着し始めている今、
1度や2度の選挙のインパクトや1つの議席が
「何かを変える」
のではなく
本当にもっと途方もない「仕組み」の中に
「環境派」のセンスを注入していかなければならないのだと
実感しています。

そして自分や身の回りの人たちを大切にする日常がないと、
息切れしてしまうことも学びました。

 

そして同時に、
一つの選挙、一つの議席から
大きな変化を生み出せることも知っています。

そして
1議席の影響力を最大限に活用して
何が出来るかを考え始めると
ノートのページはすぐにアイデアで埋まります。

 

しかし、正直なところ

音楽活動
商店経営
政治活動

を並立する基盤を作ろうとしてきた中で
この2年半があまりにあっという間で
心身ともにこの選挙と
当選した場合のその後の議員活動に
準備を万端にしてこれなかったという思いがあります。

社員5名バイト2名の小さな会社の経営者として
「今、選挙に出て会社どうなるかな」
という懸念も、具体的には解決していません。

また、音楽家として
アルバムを1枚もつくり切れていない中で
政治活動に足を踏み切ることが
思いのほか、
迷いのもとになっています。

しかし「次こそは」といったときに
3年後にまともな選挙など無いかもしれない
という漠然とした不安を抱かざるをえない
今の日本の社会状況を見て
「やりたいこと」と「必要とされていること」
は何なのか?ということを
日々、考え続けています。

 

先日の相談会で※2
最大2月いっぱいの期限をいただきましたので、
そこまでに
なるべく早く
決断を下したいと思っています。

 

いずれにしても
社会の心を気持ちよく揺さぶって
大きく未来を変化させるために
自分にできることを
やっていきたいという気持ちに変わりはありません。

 

迫る選挙日程の中、
じれったい展開になってしまって
申し訳ないのですが

もう少しだけ

時間をください。

 

ありがとうございます。

 

※1,※2 ・・・東京では、参院選で無所属市民派の共同候補者を擁立するために、昨年から市民による相談会が開催されており、現在三宅洋平さんに立候補の打診をしています。この相談会には緑の党のメンバーも積極的に関わっています。