【報告】4/13 供託金違憲訴訟第7回公判 ~カナダでも供託金違憲判決&廃止!
カナダでも供託金廃止 OECD35か国中23か国が供託金ゼロに
-選挙供託金違憲訴訟の傍聴報告-
4月13日、選挙供託金違憲訴訟第7回公判と報告会に参加しました。
初夏のような陽気のもと、東京地裁前でのアピールと横断幕を持っての入廷行動。今回も103大法廷はほぼ満席となりました。
◆カナダでは昨年、違憲判決、すでに供託金廃止!
供託金があるのは、OECD35か国中12か国、G7では日英のみに
公判では、最初に弁護団長の宇都宮健児弁護士による陳述がありました。
昨年、カナダでは、アルバータ州地裁がの供託金(1000ドル≒10万円)の違憲判決を出したのですが、これを受けて、国の選挙管理委員会が供託金の廃止を決め、すでに実施されているとのことです。日本だと、控訴、高裁・最高裁と確定には何年もかかってしまいますが、カナダの迅速な対応には驚きです。
◆供託金「廃止」か「減額」か
その後、被告の国側から、原告の訴える違憲状態はいつから始まったとの主張か、と質問があり、弁護団は準備書面にて提出すると回答しました。
この件は、報告会で詳しい解説がありました。国家賠償法に基づく損害賠償請求訴訟のため賠償対象を明確にする必要があり、その際に、「違憲・廃止」を主としながら、「減額」による一部勝訴の余地もつくるため、ていねいに主張を展開する必要があるとのことでした。
次回の公判では、この原告の準備書面も踏まえて国側からの反論が提出されます。前回、裁判長が国側に要請した「韓国やアイルランドの供託金削減や廃止の後に、候補者の濫立や 混乱があったかどうかの調査」についても次回報告されることになります。
今回の報告会は、衆参すべての議員事務所にお知らせをポスティングして参議院議員会館で「第2回中間報告会」として行われました。原告の近藤さんのあいさつに続いて、弁護団から「本件訴訟の経緯」「経過」「裁判における双方の主張」について報告がありました。
次回第8回公判 6月29日(金)14時~ 東京地裁103号法廷
13:15~ 【地裁前アピール】
13:30~ 【入廷行動】
14:00~ 【開廷】東京地裁103号法廷
15:00頃~【中間報告会】弁護士会館
東京地方裁判所 地下鉄 霞ヶ関駅1分、桜田門駅3分
http://www.courts.go.jp/tokyo/about/syozai/tokyotisai/
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