【ごあいさつ】2018年 共同代表からみなさまへ 新年のごあいさつ

2018年 共同代表からみなさまへ 新年のごあいさつ

緑の党グリーンズジャパン共同代表
長谷川 羽衣子
長谷川 平和
松本 なみほ
中山 均

2018年が始まりました。
激動の2017年を振り返り、理不尽な出来事の連続に心を痛めておられる方も多いと思います。しかし、世界が前進していることもまた事実です。

サーロー節子さんは13歳のとき、原爆が投下された広島のがれきのなかで
「あきらめるな!(がれきを)押し続けろ!蹴り続けろ!あなたを助けてあげるから。あの隙間から光が入ってくるのが見えるだろう?そこに向かって、なるべく早く、はって行きなさい」という声を聞きました。そして、生き延びた彼女は核廃絶運動に人生をかけ、核兵器禁止条約の採択につなげました。
また、気候変動回避にむけて世界の国や地域がパリ協定を履行しようと連携しています。企業のなかには再生可能エネルギーだけで消費電力を賄うことを達成するところも現れました。自動車産業も電気自動車への転換を表明し、金融界も石炭火力発電からの投資撤退(ダイベストメント)を加速させています。

世界中で緑の仲間が不寛容な政治、分断の政治に立ち向かい、アイスランドでは緑の女性首相が誕生しました。日本でも立憲主義を目指す市民と政党がより強く結びつき、米国追従の棄民政策を続ける安倍政治に立ち向かおうとしています。

格差、分断、不信に満ちた世界、隠蔽と不正に塗れた日本を変えるのは容易なことではないでしょう。しかし、このような時代だからこそ、自身の力を高め、仲間を信じ、寛容と多様性の世界へとつながる2018年にしたいと思います。