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アイヌ語

緑の党について

2013/07/02

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シウニン ウ ウタラ
Siwnin u-utar
(緑の党について)



ヤーイカ、アイヌ モシリ、シサム モシリ ウン、「シウニン ウ ウタラ」ア カラ。
Yaayka, Aynu-mosir, sisam-mosir un,「siwnin u-utar」a-kar.
(ついに日本に「緑の党 Greens Japan」ができました。(注1))


アオカ、トゥプ セン レプ イカシマ ワンペ パ アラワンペ チュプ ラウネノ コチャランケ チセ ヌムケップ オッタ、チャランケ ウシ ヘネ イレンカ オルン ウウタラ アンエアシカイネイケ アパ、アイヌ モシリ、シサムモシリ オルン「シウニン モシリ キルップ」アシリ エ シクテ ワ、「サスイシリ エウン ヤイエサラマップ」ヘネ「オトゥワシップ」オッタ ロシキ ウタラ オッタ ヤイエサンニヨ アン。
Aoka, 2013 pa 7 cup rawne-no ko-ca-ranke cise numkep or ta, ca-ranke us hene irenka or un u-utar an-e-askay-neyke a-pa, Aynu-mosir, sisam-mosir or un 「siwnin mosir-kirup」a-sir-e-sikte wa, 「sasuy-sir eun yay-esaramap」hene「otuwasip」or ta roski utar or ta yay-e-sanniyo-an.
(私たちは、2013年7月の参議院選挙で議席と政党要件を得て、日本における「緑の政治」を着実に根付かせ、「未来への責任」と「信頼」にもとづく社会をつくっていきます。(注2))


アオカ、トゥプ レプ イカシマ ワンペ パ アラワンペ チュプ トゥペサンペ イカシマ ホッネ エトホ ウウタラ エカラカラペ ウエカラパップ オルン、エカラカラペ ウホトゥイパ セプノ アイポロセ ワ、ウウタラ イレンカ、ウタラ サスイシリ、モトチ モシリ キルップ コパック、ヤクコロクル、トゥプ セン レプ イカシマ ワンペ ラウネノ コチャランケ チセ ヌムケップ コパック ヘム アケウトゥムオシリチウレ。
Aoka, 2012 pa 7 cup 28 e-toho u-utar e-kar-kar-pe u-e-karpap or un, e-kar-kar-pe u-hotuypa sepno a-i-porse wa, u-utar irenka, utar sasuy-sir, motoci mosir kirup kopak, yaku-kor-kur, 2013  rawne-no ko-ca-ranke cise numkep kopak hem a-kewtum-o-sir- ciwre.
(2012年7月28日の結成総会では、結成宣言を発表し、規約、社会ビジョン、基本政策、役員、2013参院選選挙要綱などを決定しました。(注3))


ヤクコロクル、ウウタラ イレンカ ヘム オッタ ロシキ アン、コタン、メノコオッカヨヘム、アリキキヒ、オンネップ ソモエヘウケペ アヤイコシラムスイェワ、メノコ アラ アッカリ ポロ アヌムケ。
Yaku-kor-kur, u-utar irenka hem or ta roski-an, kotan, menoko-okkayo-hem, arikiki-hi, onnep somo-ehewke-pe a-yay-ko-si-ram-suye wa, menoko ar akkari poro a-numke.
(共同代表と全国協議会委員等の役員は、規約と細則に基づき、地域、ジェンダー、活動領域、世代のバランスに配慮し、女性を半数以上とするクオータ制によって選出しています。(注4))


アオカ、シネペサンワンペ モシリ オルン アリキキ「シウニン ウウタラ」コタムケ、モシリ ラカ アッカリ タ ノチウ ラカ イケシアンパ ワ、モシリ ウトゥル ウテクルイルイパ ウシッカシマ モシリウトゥル ウエカラパップ「グローバルグリーンズ」(トゥ セン シネップ パ~)オッタ コタムケアン。
Aoka, sinepesan-wanpe mosir or un arikiki 「siwnin u-utar」ko-tamke, mosir raka akkari ta nociw raka i-kes-anpa wa, mosir utur u-tek ruyruypa u-sikkasma mosir-utur  u-e-karpap「Global Greens」(2001 pa~) or ta ko-tamke-an.
(私たちは、世界の90の国や地域で活動している「緑の党」が参加し、国益よりも地球益を求め、国際的な連携を重視する国際組織「グローバル・グリーンズ」(2001年発足)に加盟しています。(注5))

――――

(注1)
「党」:「党」にあたるアイヌ語は辞書に載っていないため、「党」という言葉の語源である「仲間」を意味する「u-utar」と訳しました。なおドイツ緑の党の初期の党名は、直訳すると「緑の人々」となります。)

(注2)
「日本」:「日本」を辞書で調べると「sisam-mosir」ですが、ただこの語は「アイヌの国」に対する概念であるため、「アイヌの国」が除外されてしまいます。そこで、そのような誤解を防ぐため、試みに「Ainu mosir, sisam mosir」と訳してみました。

(注3)
「参議院」:よく「良識の府」といわれていることから、「深く」「議論する」「院(家)」を組み合わせて訳しました。
「議席」:「議論する」「場所」と訳しました。
「政党要件」:「法律において政党であることができる場合」と訳しました。
「着実に根付かせ」:「大地一杯にする」と訳しました。
「~にもとづく」:「~において立つ」と訳しました。
「社会」:「国」にあたると考えられるアイヌ語はmosirですが、「社会」と「国」は必ずしも同じ概念ではなく、「社会」とはむしろ、人と人のつながりと考えられますので、「人々」を意味する「utar」と訳してみました。ただし、こう訳した場合、「(人々を)つくる」というのは余りにも社会サイバネティックな発想となってしまい、みどりの社会観との齟齬が生じてしまいますので、「をつくる」の方は「~に向けて自分自身の方向を決めて働く」を意味する「or ta yay-e-sannniyo」と訳しました。

(注4)
「結成総会」:「党を創る集まり」と訳しました。
「発表」:「広く伝える」と訳しました。
「規約」:「党の約束(法律)」と訳しました。
「社会ビジョン」:「人々(社会)の未来」と訳しました。
「基本政策」:「基本的な」「国を」「動かす」「方向」と訳しました。
「役員」:「役」(yakuは明らかに日本語由来ですが、アイヌ語辞書に載っている言葉ですので、使って差し支えないと判断しました)を「持つ」「人」と訳しました。

(注5)
「地域」:「村」を意味する「kotan」と訳してみました。
「ジェンダー」:「女と男など」と訳しました。「など(hem)」を入れたのは、人間の性自認がトランスジェンダー等、必ずしも女と男の枠組みに収まるとは限らないことを念頭においてのことです。
「活動領域」:「頑張っていること」と訳しました。
「世代」:「年齢」と訳してみました。
「バランス」:「傾かないこと」と訳してみました。

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