【報告】7/15原発の再稼働ストップをめざす集会「福島を忘れない!」

【報告】7/15原発の再稼働ストップをめざす集会「福島を忘れない!」

(報告者:郡山昌也)

 緑の党は、7月15日(月・祝)に新宿駅西口(14:00~16:00)で、福島原発事故の被災者(参院選比例区候補者)や原発立地自治体の議員の仲間、脱原発運動関係者などによる原発の再稼働ストップをめざす集会「福島を忘れない!」を開催しました。

【集会の参加者】
 この集会に参加した比例区候補者は、木田せつこ(原発事故避難者:双葉郡富岡町から水戸市へ避難)。木村ゆういち(原発事故避難者:福島県福島市から佐賀県へ避難)。そして前杉並区議会議員のすぐろ奈緒(緑の党グリーンズジャパン共同代表)の3人です。

 また、脱原発運動の関係者からは桃井貴子さん(緑茶会:脱原発政治連盟)と、ソーシャルなユルキャラとして大人気のゼロノミクマ君も参加してくれました。 他にも、浜岡原発のある静岡など、関東近県の自治体議員の皆さんも参加しました。途中にはアフリカ音楽のジャンベ隊も登場!熱いドラムで集会を盛り上げて くれました。

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【原発事故・被災当事者としてのメッセージ】
 福島では、2年4か月が経ってもなお16万人近くが県の内外で避難生活を強いられています。緑の党は、被災者の皆さんの補償を一日でも早く実施し、また脱原発(即時ゼロ)を少しでも早いタイミングで実現するために、福島原発事故の被災当事者の方に候補者になって欲しいと考えました。その依頼を受けて、様々な困難を乗り越えて、木田さんと木村さんが勇気を持って今回の参院選の候補者になってくれました。

 木田さんは、ご自分のことを「原発難民」と呼んでいます。福島第2原発から8kmにあった自宅には、事故以降は戻れたとしても防護服を着込んで限られたごく短い時間しか帰宅することはできません。現在は、水戸市で避難生活をされていますが、小児がんを克服された息子さんはまだ福島の原発会社で働いています。

 木村さんは、生後2か月の娘さんのために九州に自主避難されています。そして仲間たちと、東日本地域の被災者の皆さんのために九州で野菜を栽培して送る運動をしてきました。そして、いまは避難したいと思っている子どものいる自分と同じような境遇のお母さんたちが、少しでも早く避難できるようにしてあげたい と話しました。

 そしておふたりは、被災者の声が国会に届かないどころか、最近ではマスコミも福島の問題をあまり取り上げなくなっていることに危機感を持って、自分が参院選に出て訴えるしかないと思って立候補したと話されました。そして、自分たちのような原発事故の被害者だからこそ言えることがある。そんな自分たちを候補 者に選んだ緑の党は、市民が作った政党だからこそ選らんだと話されました。そして、各地から参加してくれた地方議員の皆さんも、脱原発と即時廃炉を実現するためにも、緑の党の議席を獲得しようと訴えました。最後に、共同代表のすぐろ奈緒が、緑の党が国政で目指すことについてお話ししました。

以下は集会の様子をまとめた映像です。ぜひご覧下さい!

【7/15「福島を忘れない」集会(1):木田せつこ・木村ゆういち】
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【7/15「福島を忘れない」集会(2):脱原発地方議会議員】
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【7/15「福島を忘れない」集会(3):すぐろ奈緒のスピーチ】
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【7/15「福島を忘れない」集会(4):ジャンベ-打楽器音楽】
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