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【談話】台湾政府の市民行動への弾圧に抗議する -台中及び日中関係の未来に必要・・・

2014/03/27

【談話】台湾政府の市民行動への弾圧に抗議する
-台中及び日中関係の未来に必要なのは、「強権と新自由主義」から「民主主義と緑の経済」への転換-

緑の党グリーンズジャパン 共同代表
中山均、すぐろ奈緒、橋本久雄、長谷川羽衣子

 台湾(中華民国)政府が中国政府と進めているサービス貿易協定に対し、学生たちが、この協定プロセスの不透明さ、非民主性に抗議するため、3月18日より台湾国会の占拠を続け、現代台湾において最も注目すべき民主化運動となっています。台湾の国会は3月24日にこの協定を否決しましたが、学生たちは政府による協定撤回を求め、引き続き国会占拠を続けています 。

 これを受け、私たちの仲間である台湾緑の党は3月21日、学生たちの行動に対して暴力的行動、抑圧的行動、とりわけ軍事的行動を取らないよう、台湾政府に強く求め、また与野党に共同で台湾が抱えている苦難を協議し、台湾の民主主義を再生させるよう訴えました。

 私たちは、この台湾緑の党の声明を支持します。

 同時に、この台湾の現状は、日本にとっても他人事ではありません。日本政府が進めているTPP協定においても、やはり重要な情報が市民にひた隠しにされています。 
 さらに、長い国民党独裁時代を経て民主化に進んでいる台湾とは逆に、日本で昨年末成立した特定秘密保護法は、国家の秘密を更に増大させ、真実を知ろうとする市民に対する弾圧をもたらしかねないものです。

 また、台湾の人々は中国のナショナリズムや軍事的脅威、覇権主義的姿勢に強い圧迫感を抱いており、それを無視してこの問題を見ることはできません。求められるのは、中台を含む東アジア地域の平和的共生や対等平等な経済関係です。その意味では、中国における官民のナショナリズムを煽り立てる結果となっている安倍政権の靖国参拝や歴史認識問題は、それに逆行するものと言えます。

 私たちは台湾緑の党と共に、訴えます。
 どの国との友好関係も、自国内の市民への弾圧によっては決してもたらされないことを。強権的な自由貿易主義から諸国民との友好は生まれず、諸国民が手をつないで新しい緑の経済、新しい友好関係を作っていく試みこそ求められていることを。

 

<参考資料>
台湾緑の党声明「台湾政府による中国との貿易交渉について」
http://greens.gr.jp/world-news/10388/

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